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中庭に適切な大きさと、近くに自然のある暮らし。

家に囲まれる形で設置される中庭。
中庭があるとプライバシーが確保され、かつ家の中にいながらも近くに自然を感じられ、自分たちだけのゆったりと時間の流れるひとときが過ごせるような贅沢さを生み出します。
そのような中庭ですが、適切な大きさというのはどれくらいなのでしょうか。
今回は、中庭の大きさや設置時の注意点について解説します。

□中庭に適切な大きさ

中庭は大きすぎても居住空間を圧迫してしまいますし、小さすぎても中庭の良さを生かしきれず、適切な大きさはなかなか難しいといえる部分です。

ご家庭によって大きさを様々に設定されることが多いですが、小さくても4.5畳程度は確保することをおすすめします。
ご家族がゆったりと過ごせるようなテーブルや椅子を置くとなると、さらに大きさを確保して6畳程度は欲しいところです。

程よい大きさの中庭であれば、陽射しも風通しも良くなりやすいです。
より魅力的な中庭に仕上がり、ご家族の憩いの場として活躍してくれることでしょう。
中庭でどのような過ごし方をしたいのかをよくイメージしてから考えると、失敗が少なくなります。

□家に中庭を作る時の注意点

*中庭に面する窓は慎重に検討する

せっかく家に中庭を設けるなら、大きな窓で家の中からも眺められる間取りにしたいものです。
そうなると大きめな窓を設置したい思いに駆られますが、慎重に検討してください。
断熱性・耐震性・通気性・さらにそこから差し込む日射の強さなど、様々な観点のバランスを取る必要があります。

*動線を意識する

中庭の設置方法にはコの字型・ロの字型・L字型の3種類がありますが、どの場合においても生活動線を意識して設置するようにしましょう。
中庭があるせいで生活動線が長くなってしまっては、室内の移動が面倒になったり、家事負担が増加してしまったりと悪影響を及ぼしかねません。
中庭は家の構造を加味した上で、動線を意識して設置しましょう。

*排水設備を整える

屋根のない中庭は、雨が降るとそのまま雨水の影響を受けてしまいます。
排水設備が整えられていなければ雨水が流れる場所がなく、湿気がこもったり、水たまりができたり、植物が枯れたりしてしまうかもしれません。
特にロの字型の中庭の場合には、周囲を建物で囲まれていて陽が入りづらかったり、近年のゲリラ豪雨など慎重に排水計画を立てたりする必要があります。

□まとめ

中庭は家の中に自分たちだけの憩いの場を作り、身近に自然を感じられる素敵な場所です。
適切な大きさは家の構造や中庭での過ごし方によって変わってくるため、具体的にイメージしながら考えると良いでしょう。
窓・動線・排水設備の3要素には十分注意しながら、ぜひ魅力的なマイホームをつくりあげてください。