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ヒートショックが起きやすい温度差は何度くらいなのか

冬場の浴室やトイレで起きやすく、命にも関わる現象として「ヒートショック」というものがあります。
言葉だけは聞いたことがあるものの、その仕組みについて正しく理解していない方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ヒートショックが起きやすい温度差は何度くらいなのか解説します。

□ヒートショックが起きやすい温度差は何度くらいなのか

ヒートショックとは、気温の変化によって気圧が上下し、心臓や血管の疾患が起きる現象のことを言います。
血圧が急激に変化してしまうと、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞など命に関わる病気を引き起こす恐れがあります。
実は交通事故よりも健康被害による家庭内事故が原因で亡くなる方の方が多く、2006年のデータでは交通事故による死亡者の倍が、ヒートショックによって命を落としています。

ヒートショックは、冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所へと移動して浴槽に入る時や、冷え込んだトイレに入る時などに起きやすいです。
特に「10℃」以上の温度差がある場所では起きやすく、危険とされているので注意が必要です。

11月〜2月ごろまではヒートショックが起きやすく、浴室や脱衣所などの温度が下がっており、長風呂にもなりやすいので危険が高まります。
暖められた部屋から寒い浴室へ、そして風呂に入る際には裸になることで急激な温度差が生じてしまい、ヒートショックが起きやすいという仕組みです。
また、昔ながらの住宅では床がタイルだったり、暖房設備がない場所が多かったりと、温度差が生じやすくなっているので要注意です。

□ヒートショックを起こさないために

ヒートショックを予防するためには、家づくりの段階から意識しておくことが重要です。
先述した通り、ヒートショックは急激な温度差が原因で引き起こされるので、家の中の温度差を無くすることが予防策として有効です。
つまり、「高気密高断熱」の家にすることで、ヒートショックへの予防ができます。

高気密高断熱の家は、家中の温度のムラが軽減され、部屋を移動した際の温度変化が少なくできます。
気密性と断熱性が高ければ、室内の空気が逃げにくく、外の寒さ・暑さの影響も受けにくい家にできるのです。

家中温度ムラのない「温度のバリアフリー」を実現するためには、気密性・断熱性に加え、間取り・冷房暖房計画についても考える必要があります。
当社では、上下階隅々までどのように換気・冷気が回るのかを計算し、吹き抜けや床下エアコン、壁掛けエアコン、熱交換型の第1種換気扇の位置まで細かく決めています。

□まとめ

今回は、ヒートショックが起きやすい温度差は何度くらいなのか解説しました。
高気密高断熱な家づくりをして、夏も冬も家中が快適な温度に保たれるようにしましょう。
安心安全の家で暮らすためにも、これから家づくりを始める方は、ぜひヒートショックの起こらない家づくりをしましょう。