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高気密高断熱住宅、実際に住んでみて後悔しがちなポイント

最近なにかと話題になるようになった高気密高断熱住宅。

高気密高断熱住宅を検討している方にとっては、良い面も悪い面も含め、実際に住んでみて感じた率直な感想が気になるところですよね。

そこで今回は、実際に高気密高断熱住宅に住んでみて挙げられる後悔ポイントとその対策をご紹介します。

□高気密高断熱住宅に住んでみてよくある後悔ポイント

1.窓の数が少なくなってしまった

高気密高断熱の機能性ばかり重視して、窓の数が少なくなってしまったという声はよく挙がります。

実際、窓は空気が出入りするため、外気の影響を受けやすい場所です。

そのため、同じ間取りであっても窓は少なく、小さいほうが断熱性能が上がります。

性能面の計算だけでデザインを決めてしまうと、必然的に窓は少なく、小さくなってしまうのです。

このような状態だと、採光の面だけでなく、息苦しさや圧迫感を抱いてしまう原因にもなりうるでしょう。

2.換気システムが良くない

高気密高断熱住宅の良さを最大限に活かすために必要なのが、換気システム。

ここで妥協してしまうと、湿度管理が難しくなったり、古い空気が循環するようになったりする可能性が指摘できます。

換気システムはこだわって選ぶことが大切です。

3.高気密高断熱という文言を鵜呑みにした

高気密高断熱住宅には、はっきりとした基準が決まっていないことをご存じですか?

この基準を明確化しておかないと「思ったよりも寒い」「仕様が違う」といった事態を招いてしまいかねません。

文言を鵜呑みにせず、しっかりと数値を確認するようにしましょう。

□高気密高断熱住宅で後悔しないためには

高気密高断熱住宅で後悔しないためには、

・どのレベルの断熱性能の家か

・性能だけではない居心地の良いデザインにする

・換気システム選びにこだわる

・気密測定を行っている建築会社を選ぶ

この3点が非常に大切です。

どれも本当に良い高気密高断熱住宅を建築するには欠かせません。

特に3つ目の気密測定については、施行不良による住まいの欠陥を防ぐために有効な選び方といえます。

たとえ高気密高断熱住宅としてしっかりした数値を上げていたとしても、実際に施行した住宅の数値が保証されているわけではありません。

完成してからまた気密測定を行ってもらえるのであれば、信頼しても良い会社だといえるでしょう。

□まとめ

今回は、高気密高断熱住宅に住んでみての後悔ポイントを解説しました。

高気密高断熱住宅は、数値的な性能だけを追いかけず、本当に住みやすい快適さについて考えることが大切です。

また基準が定められていないことにも注意しましょう。