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吹き抜けでよくある失敗と対策について

開放感があっておしゃれなだけでなく、機能面でも魅力的な吹き抜けですが、無計画に取り入れてしまうと思わぬ失敗をしてしまうことがあります。
吹き抜けは従来の家とは違って、1階の天井をなくして空間を繋げている構造。
その分、様々な観点から工夫が必要です。
今回は、吹き抜けでよくある失敗や対策をご紹介します。

□吹き抜けでよくある失敗例4選

1.2階のスペースが狭くなる
吹き抜けは2階の天井までつながっているため、その分2階のスペースを多くとる。
敷地面積条件や間取りの優先順位によっては、吹き抜けを設けない方が良いケースがあるかもしれません。

2.掃除が大変
吹き抜けをつくると必然的に高い位置に窓やシーリングファン、照明を設けることになります。
そうなると大変なのが掃除です。
吹き抜けは存在感が大きい分、しっかり掃除をしていないと汚れも目立ちやすい傾向にあります。
高い場所を無理に掃除すると怪我のリスクもありますので注意しましょう。

3.メンテナンス性を考えていない
先述のように、吹き抜けでは設備が高い位置にいってしまいます。
照明の交換、シーリングファンのメンテナンスなどで足場を組む必要があると、その都度専門業者に頼まなければなりません。
メンテナンス性を考慮していなければ、ランニングコストがかさむ可能性があります。

4.寒さ対策をしていない
吹き抜けがあると空間が広くなるのに加え、空気の性質上暖かい空気が天井に上がってしまいがちです。
断熱性性能の強化など寒さ対策をしていないと、光熱費が高くなってしまうかもしれません。

□吹き抜けで失敗しないためのポイント

せっかくのおしゃれで機能的な吹き抜けで失敗したくはありませんよね。
先述の失敗例を踏まえ、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

吹き抜けを考える際は、2階には何部屋必要なのか、居室はどれくらの広さになるのか
を確認しておくことが大切です。
なぜなら、2階のスペースが狭くなってしまうことも多いからです。

また、吹き抜けは構造上どうしても寒くなりやすく、空調が効きにくい部分があります。
そのため、設計の段階から高気密高断熱の家を検討することがおすすめです。
外気の影響を受けにくくなり、家全体が一定の温度に保ちやすくなるため、光熱費が上がる心配もありません。
一緒にシーリングファンを取り付ければ、空気を循環させる役割を果たしてくれてさらに快適な環境を実現できます。
ただ、シーリングファンはメンテナンス性に注意する必要があることを、忘れないようにしてください。

□まとめ

今回は、吹き抜けでよくある失敗例や対策をご紹介しました。
吹き抜けはその特殊な構造上、特別に気をつけておいた方が良い部分があります。
しかしそれは決してマイナスなことではなく、むしろポイントを押さえて吹き抜けを設けることで、より豊かな暮らしを送れるようになるかもしれません。
当社では吹き抜けを最大限に活かした家づくりをご提案しております。
ご興味のある方は、まずはお気軽にお問い合わせください。