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吹き抜けのある家におすすめなエアコンの位置

最近の住宅の気密性や断熱性は格段に上がっているため、ひと昔前までの「吹き抜けは寒い」という言葉は真実ではなくなりました。

しかし、空気の性質上どうしても暖かい空気は上にたまってしまうため、通常よりは注意しなければならない点があります。

今回は、吹き抜けの家におすすめのエアコンの位置をご紹介します。

エアコン選びのポイントについても併せて解説しますので、ぜひご確認ください。

□吹き抜けの家でのエアコンの位置

通常、エアコンの位置は以下のような場所に設置するものですよね。

・床から1.8m~2.4mの窓の上

・天井や壁からは5cmほど離す

・エアコンの風を遮る物は置かない

吹き抜けの場合は、通常のリビングよりも広い空間となるため冷暖房の効きが満遍なく広がるように工夫する必要があります。

おすすめなのは、1階と2階の中間地点に設置する方法です。

1階と2階で分けて2台のエアコンを設置する選択肢もありますが、それならば床下エアコンを設置することをおすすめします。

詳しくは次項にてご確認ください。

□吹き抜けでのエアコン選びのポイント

1.実際のお部屋の畳数よりも上のエアコンを選ぶ

一般的に、エアコンは部屋の畳数に合わせて選びます。

しかし、それは断熱性能や空間容積を考慮しているわけではないので、不適当です。

エアコンを選ぶのであれば、空間の容積と断熱性能を計算した上でエアコンを選びましょう。

2.床下エアコンを導入する

床下エアコンとは、床下で暖めた空気を室内へと送る暖房方式のことです。

地面からじんわりと暖かくなるため、底冷えしやすい冬でも快適に過ごせるようになります。

床下エアコンは、床暖房と違って1階から2階の全ての部屋を暖かくすることが可能です。

床暖房のように、設置場所以外の床は暖かくないということが起きません。

空気の通り道がある全ての部屋を共通して暖められるので、ヒートショックの解消にもつながります。

1階と2階の中間地点のエアコンは夏場に活用し、冬場は床下エアコンを活用すると、効率的に快適な環境をつくれるようになるでしょう。

□まとめ

今回は、吹き抜けでおすすめのエアコンの位置をご紹介しました。

おすすめなのは、1階と2階の中間部分にエアコンを設置し、床下エアコンを導入する方法です。

これにより、冬は寒いといわれがちな吹き抜けでも暖かく過ごせるようになるでしょう。

当社では、吹き抜けと床下エアコンを組み合わせた家づくりをご提案しております。

さらには高気密高断熱住宅も実現しているため、吹き抜けでデザイン性を取り入れつつ、家としての機能性は高い水準のものが実現可能です。

相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。