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吹き抜けのある家にエアコンを配置する際のポイント

吹き抜けのある家には、明るく開放的でおしゃれなイメージがあるため、魅力を感じている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、開放的な空間づくりができる一方で、エアコンをどのような配置すべきか迷うこともあります。
そこで今回の記事では、吹き抜けのある家にエアコンを配置する際のポイントをご紹介します。

□吹き抜けのある家のエアコンを選ぶ際に悩むポイントとは

吹き抜けのある家では、寒さや暑さを感じやすいということを耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
そのため、どのようにエアコンを設置すれば良いか迷うパターンがよくあります。

まず、暖かい空気は上に昇っていく性質があり、逆に冷たい空気は自然と下へと降りていきます。
そのため、通常吹き抜けのある家では、冬場に暖房を入れたとしても暖かい空気はどんどん上へと昇っていってしまい、1階スペースが寒くなってしまう可能性があります。

一方、夏場は冷房が効きづらくなる可能性もあります。
冷たい空気は下へ降りる性質があるため、冷房をつけると1階は涼しいものの、2階スペースは暑く感じる可能性があるのです。
1階をメインに生活している場合は問題ないですが、2階に趣味を楽しんだり休憩したりするスペースがある場合は対策が必要です。

そこで当社では、冬用に床下エアコン、夏用に壁掛けエアコンを使用することをオススメしています。
床下エアコンとは、断熱をした床下空間をエアコンで暖め、そこから暖気を室内へと送り込む断熱方式のエアコンです。
足元から家中をじんわりと暖めてくれるので、足元が冷える冬場でも快適に過ごせるでしょう。
また、床下に設置した第1種換気扇を併用することで、エアコンで暖められた空気を効率的に家中に循環させることができます。

□吹き抜けのある家にエアコンを配置する際のポイントについて

ここからは、吹き抜けのある家のエアコンを配置する際のポイントについて解説していきます。

そもそも、吹き抜けのある家は寒いというイメージがありますが、高気密高断熱の家づくりをすれば、その問題は解決できます。
高気密高断熱の家には、家中の温度差が少ないという特徴があるので、冬でも夏でも快適に過ごせます。
反対に吹き抜けを設けることで、上下階の温度ムラをなくすことにつながるでしょう。

エアコンを吹き抜けのある部屋に配置する場合、8畳の部屋であれば8畳用のエアコンを、16畳であれば16畳用のエアコンを選ぶのが一般的です。
しかし、吹き抜けを設けている場合は、天井が高くなっているのでこの畳数は適していないと言えます。
そのため、実際よりも2〜3ランク上の畳数のエアコンを選ぶことをオススメします。

□まとめ

今回は、吹き抜けのある家にエアコンを配置する際のポイントをご紹介しました。
当社では、極力間仕切りを減らし、大きな吹き抜けを設けることで、家全体が大きなワンルームになるように家を設計しています。
吹き抜けの良さを最大限発揮させる家づくりをしているので、家づくりを始める方はぜひご相談ください。